4Panel合成表示光学系(スーパーハイビジョン)特許出願済み

4Panel合成表示光学系(スーパーハイビジョン)特許出願済み

これはデジカメの鏡筒に直線偏光板をつけ、S波画像とP波画像を撮影したものです。G1はS波、G2はP波の映像です。
スクリーンにはG1,G2とも映っています。下の写真参照(超高精細画像映像装置の光学エンジン)

裸眼ではG1,G2の両方が見える。

シネマコンプレックスや立体映像の投射装置として超高精細画像投映や超臨場感3D投影をこの光学系一台で可能です。
この光学系にはLCoSを4panel搭載することができます。R,G,Bの3色を合波することは当然ですが、加えて視感度の高い緑色画像を2×2の高精細にいたしますと4倍の見かけ上の高精細画像を人は感知する事ができます。このシステムですと送信データ量を従来の25%増やすだけで4倍の高画質を見る事になります。これが日本が進めているスーパーハイビジョン構想です。

3Panel合成表示光学系

クロスプリズムとPBSキューブのみで3板式のLCoSパネル3板のプロジェクターエンジンが出来上がります。

光源(黄色)から出た光S波は最初のPBS膜で反射し、上の無偏光クロスプリズムに向かい、R,G,Bに分光します。
3パネルのLCoSによって画像制御され、再びP波となって無偏光クロスプリズムでR,G,B画像は合成され下へ直進して投射レンズへ到ります。

ハイメックが提案する無偏光クロスプリズムを使う事で、従来の3panelLCoSの光学系の1/3のサイズでプロジェクタを製造可能となります。
色分解ダイクロイックミラー、R,G,B光の光路、クロスプリズムへの光源光入射ゲート、などがハイメックのシステムでは全てが1/3のデバイス数、光路距離、となる事で、ダウンサイジングが実現します。

無偏光クロスプリズム

従来の単偏光ダイクロイックミラーと異なり、P波S波に影響される事なく、任意波長帯の反射、透過を設計することができます
このため、色分解はS波で行い、画像制御した光を合成する時はP波で行うことができるため、一つの機能膜で色分解、色合成を同時に行うことができ、その効果が、プロジェクター光学系をよりコンパクトに設計することができるわけです
右の画像は、S波の白色光をRed、Green,Blueに色分解した時の映像です。